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コマンド概要
ディレクトリの内容を丸ごとコピーする。
コマンドオプション
- -a
- アーカイブモード。-rlptgoD と同等。(注意: -H, -A, -X は含まれない)
- -r
- ディレクトリを再帰的に処理する
- -l
- シンボリックリンクをシンボリックリンクとしてコピーする
- -p
- パーミッションを保持する
- -t
- 更新日時を保持する
- -g
- グループを保持する
- -o
- オーナーを保持する (root 権限で実行時のみ)
- -H, –hard-links-
- ハードリンクを維持する
- -A, –acls
- ACLs (Access Control List) を維持する。-p が暗黙的に有効になる。
- -X, –xattrs
- リモート側の拡張属性 (extended attributes) をローカル側の拡張属性と一致させる
- -D
- –devices –specials と同等
- –devices
- デバイスファイルを保持する (root 権限で実行時のみ)
- –specials
- スペシャルファイルを保持する
- -h
- 表示される数値に単位を付与して読みやすくする
- –delete
- コピー先に存在するがコピー元には存在しないファイルを削除する
- –info=progress2
- 全コピー作業の総合的な進捗のみを出力する (バージョン 3.1.0 以降)
コマンドサンプル
ファイルサーバーの引っ越し
ファイルサーバーの引っ越しのために全てのファイルを古い NAS から新しい NAS へコピーしました。
rsync -ah --delete --info=progress2 /Volumes/SOURCE_DIR/ /Volumes/DEST_DIR
macOS でディスク間でファイルをコピー
macOS の rsync のバージョンが古いため、いくつかのオプションが使用できません。
sudo rsync -ahH --progress --delete /Volumes/SOURCE_DIR/ /Volumes/DEST_DIR