====== Fail2ban のインストール ======
Ubuntu に Fail2ban をインストールして、不正アクセスを試みるホストを遮断する。
==== インストール前の環境 ====
* Ubuntu 14.04.1 LTS 64bit
^ パッケージ名 ^ バージョン ^ インストールするバージョン ^
| fail2ban | none | 0.8.11-1 |
===== インストール =====
パッケージをインストール。
$ sudo apt-get install fail2ban
===== 設定 =====
Fail2ban の設定を行うため、fail.conf をコピーして編集する。
$ cd /etc/fail2ban
$ sudo cp jail.conf jail.local
$ sudo vi jail.local
==== 基本設定 ====
遮断対象から除外する IP アドレス
ignoreip = 127.0.0.1/8
遮断する秒数を設定。3時間に変更。
# bantime = 600
bantime = 10800
遮断する条件を設定。10分以内に5回認証に失敗したら遮断する。
findtime = 600
# maxretry = 3
maxretry = 5
==== メール通知設定 ====
メールでの通史を行うことができるが、別途 MTA が必要になる。
通知先のメールアドレスを設定。
# destemail = root@localhost
destemail = user@hogepiyo.com
action の設定値を変更する。
# action = %(action_)s
action = %(action_mw)s
==== 侵入を検知するプロセスの設定 ====
SSH はデフォルトで検知対象に入っている。Apache を検知対象に含めたい場合は以下のように変更。
[apache]
# enabled = false
enabled = true
port = http,https
filter = apache-auth
logpath = /var/log/apache*/*error.log
maxretry = 6
==== 設定の変更を適用 ====
Fail2ban を再起動して、設定を適用する。
$ sudo service fail2ban restart
===== 動作確認 =====
iptable の設定を確認することで、遮断されたホストを調べることができる。
$ sudo iptables -L
===== 参考 =====
[[https://help.ubuntu.com/community/Fail2ban|Community Help Wiki]]