====== 新しいHDDを使えるようにする ====== 環境:Ubuntu 8.04 LTS Server ===== HDDを接続 ===== 今回はUSB接続できるものを使用。USBを接続して、 $ sudo dmesg sdb とか sdc とかいう記述があれば、それが新しく接続されたデバイスの名前。 ===== パーティションを作成 ===== fdisk を使ってパーティションを作成する。今回は新しいHDDが sdc だったとして、 $ sudo fdisk /dev/sdc として、fdisk を起動。ディスクの内容を表示する。 Command (m for help): p Disk /dev/sdc: 2000.3 GB, 2000398934016 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 243201 cylinders Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes Disk identifier: 0xee7c06db Device Boot Start End Blocks Id System こんな感じの表示ならパーティションはまだない新品のHDD。 新しいパーティションを作る。 Command (m for help): n Command action e extended p primary partition (1-4) 5つ以上のパーティションを作る予定なら e を選んで拡張パーティションを作る必要がある。今回は1つのパーティションでHDDの全域を使う予定なので、p を選択。 p パーティションナンバーは1で Partition number (1-4): 1 パーティションの最初のシリンダを設定。今回は全域を使うので1から。デフォルトが1なのでそのまま enter。 First cylinder (1-243201, default 1): パーティションの最後のシリンダを設定。今回は全域を使うのでHDD上の最後のシリンダ。デフォルトで最大領域を確保するのでそのまま enter。 Last cylinder, +cylinders or +size{K,M,G} (1-243201, default 243201): コマンド p で状態を確認。 Command (m for help): p Disk /dev/sdc: 2000.3 GB, 2000398934016 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 243201 cylinders Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes Disk identifier: 0x42f5fe06 Device Boot Start End Blocks Id System /dev/sdc1 1 243201 1953512001 83 Linux Systemの部分は今回は Ubuntu で使うので Linux でOK。 思い通りにパーティションを切れたら、コマンド w で書き込み。 Command (m for help): w The partition table has been altered! Calling ioctl() to re-read partition table. Syncing disks. 途中でわけわからなくなってしまったら、コマンド q で書き込みせずに終了してやり直す。 ===== パーティションをフォーマット ===== 作成したパーティションを確認。 $ sudo ls /dev/sdc* /dev/sdc /dev/sdc1 今回は ext3 でフォーマット。HDDの容量によって時間がかかる。 $ sudo mkfs.ext3 /dev/sdc1 終わったら必要に応じてファイルシステムのチェック周期を変更する。コマンド:tune2fs ===== バッドセクターをチェックする ===== HDDのバッドセクターをチェックする。新しいHDDなら必要ないと思うが、一応。 マウントされていたらアンマウントする。 $ sudo umount マウントポイント バッドセクターをチェックしてファイルに保存。 $ sudo badblocks -vs -o badSector.txt /dev/sdc * オプション * v : 詳細表示あり * s : 進捗報告あり * o : ファイルに結果を保存 2Tバイトディスクで17時間後。。。 Checking blocks 0 to 1953514583 Checking for bad blocks (read-only test): done Pass completed, 0 bad blocks found. "0 bad blocks" ということでバッドセクターはなさそう。新しいHDDでバッドセクターあったら困るけど。。。 ==== バッドセクターを使用しないようにする ==== アンマウントして badblocks で出力されたセクターを使用不能に設定。 $ sudo umount /dev/デバイス名 $ sudo fsck -l badSector.txt /dev/デバイス名 でできるらしいが、バッドセクターが出たHDDなんかすぐバックアップして処分したほうがよさそう。 参考:http://www.k5.dion.ne.jp/~r-f/sicklylife/memo/i_use_ubuntu_810/hdd.html